- プレスリリース
“大人の性教育”の「空白」を埋める TENGAヘルスケアへの出前授業の依頼が初年度比6倍に急増 年間約300万PVの「セイシル」からリアルな教育現場へ年間約300万PVの「セイシル」からリアルな教育現場へ ~自治体・民間企業へも拡大し、社会全体で性教育を支える存在に~

学校・自治体向けに実施している「性教育出前授業」において、2025年の依頼件数が開始当初の6倍(24件)に到達したことをお知らせします。
近年、学習指導要領だけではカバーしきれない「10代の性の悩み」への危機感から、外部講師を求める教育現場が急増しています。
当初は子ども向けの授業が中心でしたが、2025年には教員・自治体・企業など「大人向け」の依頼が全体の約3割を占めるまでになりました。
かつて十分な性教育を受ける機会がなかった大人たちの「学び直し」の場として、大きな広がりを見せています。
TENGAヘルスケアへの依頼が急増する3つの背景
①10代のリアルな切実な悩みが集まる性教育メディア「セイシル」の知見
年間約300万PVを誇る10代向け性教育Webメディア「セイシル」には、月間100件以上の相談が寄せられます。
「適切なマスターベーションの方法」「性交は何歳からしていいか」「妊娠に至る過程」など、教科書には載っていないが10代が直面している切実な悩みに対し、実態に基づいた発信を行っている点が、教育現場からも「生きた教材」として支持されています。
②現場の即戦力となるプラットフォーム「withセイシル」の普及
2023年に開設した性教育従事者向けプラットフォーム「withセイシル」は、登録者数2,400名を突破*¹。
特にデートDV防止教材「デートDVチェッカー」は累計提供数30万枚*²を超えるなど、教育現場で即活用できるツールやコラムの提供が、講師派遣への信頼感に繋がっています。
※¹:2023年6月2日の開設以降、2026年2月10日までの累計登録者数。
※²:2023年6月2日~2026年2月10日時点の累計提供数。
③口コミとリピートで広がる「大人向け」授業の実績
2021年度(開始初年度)は子ども向け講演4件のみでしたが、2025年度は24件(約6倍)に拡大。
公募を行わない中、教員間や自治体ネットワークの口コミで実績が広がりました。
現在は学校の枠を越え、教員研修、企業研修や自治体主催のイベントなど、社会全体へ対象が広がっています。
【実施事例】教職員対象のキャリア研修に「性教育」を導入
2025年12月、大阪府立学校人権教育研究会が主催する「進路保障部会」にて、TENGAヘルスケアの福田眞央が講師のひとりとして登壇しました。
研修テーマ
人生100年時代のキャリアデザイン~健康で文化的な日々を考える午後~
講義タイトル:
TENGA社員が伝える“性と生”のウェルビーイング
講師:

保健体育教員/思春期保健相談士 福田眞央(TENGAヘルスケア 教育事業部)
大阪の高校で保健体育教員として働いた後、性教育を極めたい想いから大学院に進学。
ジェンダー学と教育学を学び、性教育に関する研究に勤しむ中で株式会社TENGAヘルスケアと出会う。
現在は、主に性教育Webメディア「セイシル」の運営と、出前授業講師を担当する。
背景と内容
生徒が直面する人権課題を考える「進路保障部会」において、キャリア形成と切っても切り離せない「性の健康(セクシャルウェルネス)」に焦点が当てられました。
元高校教員の経歴を持つ福田が、自身のキャリアチェンジの経緯に加え、メディア「セイシル」に寄せられる相談事例を紹介。
生徒や教職員自身のウェルビーイングに繋がる「性教育の今」を共有し、グループワークを通じて活発な意見交換が行われました。
大阪府立学校人権教育研究会 荒木様より
私自身、普段は定時制高校にて教員をしておりますが、性教育は特に学習指導要領が追いついていない領域にあるとずっと感じていました。
大阪万博を通じて、性教育に関することが“ヘルスケア”に通ずるという視点にたどり着き、そんな時に、Yahoo!ニュースでも配信された記事*¹を思い出し、TENGAヘルスケアの福田さんに今回の研修を依頼しました。
研修後アンケートの反響の大きさは過去イチとなりました。
「もっと詳しいお話を伺いたい」という感想が寄せられ、また講演をお願いしたいです。
学校の中だけで教育は完結しないと考えているため、いろいろな方々、地域・企業とコラボをし、参加者全員が「関係者」であるということを忘れずに、今後も大阪府の人権教育に取り組んでいきたいです。
人権は意識が高いものではなく、「日々のことだ」と再認識する研修となったのではないかと思います。
*¹:Hugkum_高校教師からあの“TENGA”に転職「性教育を仕事にしたい」肝心な妊娠の過程を教えない教育に違和感、性をタブー視しない世の中にしたい【福田眞央さんの挑戦】 https://hugkum.sho.jp/709445
TENGAヘルスケア 教育事業部 福田眞央のコメント
高校で保健体育教員として働いていた頃、性教育はとても重要だと感じる一方で、学習指導要領の枠組みや社会的配慮が求められる中、「どこまで、どう扱うべきか」が難しく、さらに準備に十分な時間を確保することも容易ではないため、実践に踏み出しにくい分野だと感じていました。
そのため、性教育を個人の努力に委ねるのではなく、社会全体で支える仕組みにしていくことが、日本の性教育の底上げにつながると考えています。
今回の大阪府での研修は、教員団体・地域・企業が連携し、性教育を「学校の外」とつなげていくモデルケースだと捉えています。
10代のリアルな声が集まる「セイシル」と、ヘルスケア領域で事業を展開してきたTENGAヘルスケアの知見を掛け合わせることで、現場に本当に必要とされる学びを届けていきたい。
今後はこの取り組みを他地域にも展開しながら、“大人の性教育”も含めて、性教育の現場を支える存在として取り組んでまいります。