共同研究・共同開発
マスターベーション世界調査「TENGA Global Self Pleasure Report 2021」
株式会社TENGAでは性の正しい知識の発信を一つの企業活動として行っており、そのために常日頃から自社でもリサーチを行っております。その一環として行われている、世界の性意識を定期的にネットで調査する「TENGA Global Self Pleasure Report」。聴取対象国は毎回異なる当調査、2021年度版はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スペインの欧米5か国の5,000名を対象に行われました。
TENGA Global Self Pleasure Report 2021で見えてきた「セルフケアとしてのセルフプレジャー」
① ロックダウンや自宅待機を経験した方は75%以上!
行政によるロックダウンや自粛による完全自宅待機を経験したと回答した方は、なんと全体の75%以上。最も多かったのはスペインで約80%が最低でも数週間、35%が半年以上も生活必需品の購入以外で自宅を出られない生活を送っていたと回答しました。
② 約40%がロックダウン中にマスターベーション頻度が増えたと回答
ロックダウン中にマスターベーション頻度が増えたと回答したのは約40%。最も多かった国はアメリカで42%、最も低かったフランスでも36%が頻度が増えたと回答しました。
③ 約3人に2人がセルフケアの一環としてセルフプレジャーは欠かせなかったと回答
そんな中、セルフプレジャーがメンタルケアとしてストレス発散に大きく貢献し、セルフケアの一環として欠かせなかったと約3人に2人が回答。
欧米5か国のセックスとマスターベーション事情
その他にTENGA Global Self Pleasure Reportでは各国のセックスやマスターベーション事情、セルフプレジャーアイテムの使用率についても聴取しております。2019年度の調査で聴取した日本のデータもありましたので併せて紹介します。
マスターベーション経験は世界的にも一般的な行為
TENGAでは創業当初からマスターベーションはあくまでも自然な行為で多くの方々が楽しんでいるものだと伝えてきておりますが、データでもそれが実証されております。
マスターベーションをすると言う回答は以下の通りです。
他国と比べてやや日本人女性が少ないような結果になりましたが、世界的に見ても至って普通な行為であることがわかります。
女性のプレジャーアイテム使用率は60%以上
欧米では女性のプレジャーアイテムの使用が日本と比べて普及しており、アメリカの66%を筆頭に、イギリスで64%、スペインで63%、ドイツで62%と約3人に2人が使用していると回答。フランスは比較的に少なめで45%と回答したのに比べ、日本はさらに下回り2019年度の調査では37%が使用した経験があると回答しています。
男性のグッズ使用率は世界的にまだ少ない
女性用のプレジャーアイテムが普及している半面、男性のグッズ使用経験の回答は高いところでイギリスで52%、ドイツで51%から一気に減りスペインでは45%、アメリカで42%、フランスで40%と、女性のプレジャーアイテム使用率より少ない結果となりました。同調査の2019年度版の日本の回答もまた男性35%とグッズの使用率の低さが目立ちました。
上記調査の設問はマスターベーション用以外のパートナーと使うアイテムを含む広義の「セックストイ(Sex Toy)」で聴取されており、その使用率を表すものです。日本では1人で使用するマスターベーション用の方が多くイメージされるため、欧米との差があるかもしれませんが、それを踏まえても日本は欧米諸国に比べてまだアイテム使用は普及していない様子が見えました。
性にまつわる様々な情報を発信
男性向けプレジャーアイテムブランド「TENGA」では、性にまつわる様々な情報を発信するニュースレターを配信しています。
“面白おかしさ”を大切にしつつも、性と真正面から向き合い、真面目に作り続けてきたTENGAだからこそ発信できる、硬軟様々な情報を届けます。様々な文献や歴史、そして人物、市場情報など多様なリサーチと開発を継続し、皆様により意義と価値のある情報を提供できればと考えています。性に関するストレスが少しでも軽減されたり、親しい誰かに相談するきっかけを作ったりと、性の悩みを和らげられる社会づくりへの貢献をめざします。